1日10分!ベース歴13年が暴露するモテるスラップベース奏法

「ドンシャリとかまぼこ」・・・・なんじゃそりゃ?

 

 

かき氷のような「ドンシャリ」とビールに合うおつまみ「かまぼこ」かい?

 

 

なんかウマそうな名前だけど、バンド経験をある程度積んでくると、この用語をちょくちょく耳にする事がある。

 

 

ベースを始めたての頃の自分は、アクティブベースを使っていて、それが「ドンシャリ」傾向の音だった。

 

 

ちなみに当時使っていたのは

 

・ミュージックマンのスティングレイ
・ムーンのジャズベース

 

の2本である。

 

しかも、ベースアンプでの音作りでも「ドンシャリ」設定にすることが多かった。

 

 

なぜなら

 

当時、ヘヴィーロックやミクスチャーがかなり大好きだったし、ベースの音色もいわゆる「ドンシャリ」な音が好きだったのである。

 

 

ちなみに

 

スラップベース奏法が得意なベーシストは、「ドンシャリ」が好きな人が多いし

 

ピック奏法が得意なベーシストは、「かまぼこ」が好きな人が多い傾向がある。

 

 

この「ドンシャリ」と「かまぼこ」に加え「フラット」の音の特性の3大要素について語っていこう。

 

●「ドンシャリ」
下の図のように高音(TREBLE)と低音(BASS)が強調されている。
「低音のドン」と「高音のシャリ」
スラップベーシストは、この設定が好きな人が多い。

 

 

●「かまぼこ」
下の図のように「ドンシャリ」と逆で低音と高音が弱めで中域(MIDDLE)がモリっと際立っている。
ピック弾きベーシストは、この設定が好きな人が多い。

 

 

●「フラット」
下の図のように周波数の帯域が均一で横に一定。
ヘッドホンの場合だと原音に忠実を求めると、音源に忠実な「フラット」が理想と考えられる。

 

 

というような感じである。

 

 

スラップベースの場合だと

 

一般的に中域の400〜700Hz辺りを少しカットして音のこもり具合をややスッキリさせ、「ペケッ!」の部分の高域2kHz〜10kHz辺りをほんのり上げる人が多い。

 

 

 

自分の場合、

 

●スラップベースを始めた頃(約11年前)は、

 

「ドンシャリ傾向のアクティブベース」→「EBSのコンプレッサーをほんのりかける」→「アンプのグラフィックイコライザーEQのセッティングもドンシャリ気味に」

 

というような感じで、音作りしていた。

 

 

 

今では色んなバンドでの活動や色んなミュージシャンとの出会いで

 

・音楽の好み
・好きなジャンル
・ベースの音色の好み
・好きな楽器
・好きなベーシスト

 

など、変化していった。

 

 

●現在(ベース歴13年)は

 

「少しかまぼこ傾向のパッシブベース」→「シールド一本でアンプ直」→「基本、アンプに付いているグラフィックイコライザーEQを使わない」

 

「音の太さを最大限追求型」の音作りを目指している。

 

 

つまり

 

余計な回路を通らない素の状態が気持ち良く感じるのである。

 

 

これが、現在の自分の好みのサウンドに近づくセッティングである。

 

 

ただし

 

ベースアンプのキャラクターも色々なので、経験も必要である。

 

ベースアンプやEQによる音作りの詳しい話はこちらの記事にて↓
ベース音作りを実力の3倍良くみせる方法【第二章「マッキー流サウンドメイキング術」】

 

 

以上まとめると音の好みは

 

・「音楽との出会い」
・「バンド経験」
・「人の出会い」
・「機材との出会い」

 

 

によって変わっていく。

 

 

音作りは、状況によって変化させていけば良い。

 

 

例えば

 

・少人数の3ピースバンドだから→中域強めの「かまぼこ」でいってみよう!
・大人数の6ピースバンドでギター2人のキーボードあり→中域削って「ドンシャリ」気味でいってみよう!

 

とか考えて音作りするのもオッケー。

 

 

●「バンド全体が表現したい音」と「自分が表現したい音」を上手く考えて臨機応変に音創りすること

 

 

●楽曲に対しての「アプローチ」と「サウンドメイキング」を明確にすること

 

が重要なのである。

続きを読む≫ 2013/05/31 12:30:31


音を作るということ・・・それは。

 

 

 

憧れのミュージシャンや偉大なベーシストの音を聞くたびに思う。

 

 

「俺もあんなベースの音をだしてみたい!」

 

 

 

例えば

 

 

自分が憧れるベーシスト「TMスティーブンス」の

 

 

同じ楽器、同じエフェクター、同じアンプ、同じシールドなど

 

 

すべて同じ機材をそろえて、

 

 

全く同じ音色を出すことができるだろうか・・?

 

 

答えは・・・

 

 

「できない!・・NOである。」

 

 

同じ機材を使い、似ている音を出せていても、同じ音色や雰囲気は出ないだろう。

 

 

なぜなら

 

 

弾く人間が違うし、

 

 

指の大きさ、弦の鳴らし方がまったくもって違うのである。

 

 

 

特にベースという楽器は、

 

 

「弾く人間の違い」

 

「弾き方の違い」

 

「ピッキングの癖の違い」

 

「指の大きさの違い」

 

「弦の鳴らし方の違い」

 

 

が一番音色に影響する楽器なのである。

 

 

 

逆に言うと

 

 

TMスティーブンスが、僕のフェンダージャズベースを弾いたとしたら

 

 

TMスティーブンスらしい音色に僕のフェンダージャズベースは染まるだろう。

 

 

カッコ良くてイイ感じに。

 

 

 

だから

 

 

音を作るということ・・それは

 

 

楽器や機材に頼る前に、

 

「きちんとした弾き方、弦の鳴らし方をマスターするということ」

 

「楽器と弦をしっかり鳴らしきる感覚を手に入れること」

 

である。

 

 

そこから、自分自身の個性を確立していくことが先決である。

 

 

その上で、

 

 

理想の音色を見極めて、その音色を出しやすい楽器や機材を見つけていくのが良い方法である。

 

 

 

 

そこで、

 

 

今日は、「今すぐできる弾き方で音色の幅を広げるコツ」を紹介しよう。

 

 

単純に弾き方で音色を変えるカンタンな方法は

 

 

「弦を弾く場所を変える」

 

 

つまり

 

 

弦を弾くポジションを変えると音色も変化する。

 

 

例えば

 

 

・ネック寄りで弾けば、モコモコで少しこもりぎみな太い音

 

・ブリッジ寄りで弾けば、硬くてアタック感の強い音

 

 

になる。

 

 

具体的には

 

 


@ブリッジ寄りのリアピックアップの上
アタック感の強い輪郭のハッキリした音。硬い音。
弦のテンションが強いため、指への負担がかかる。
早いスピード感のあるフレーズに向いている。

 

 

 

 

 

 

 


Aフロントピックアップの上
一番スタンダードな位置でオールマイティーな音。
指弾きフォーム→スラップフォームへの移行がやりやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 


Bネック上
ウォーミーな音でウッドベースっぽい感じにも演出できる独特の太さのある音質。
スローバラードのロングトーンや4ビートのランニングで使ったりする(曲の雰囲気による)。

 

 

 

 

 

 

 

〜番外編〜
C「いかりや 長介」奏法、または「いかりや」、「長さん奏法」と呼ぶ
右手の平の甲をブリッジ部分に置いてミュートしながら親指で弾くブリッジミュート親指奏法。
ウッドベースっぽいニュアンスで、「ゥップんっと」なんとも言えない独特の雰囲気で自分は大好きである。
自分、この奏法はよく使う得意技。

 

 

 

ということで、

 

今回は紹介した「弦の弾く場所を変える」という方法では

 

 

機材によるEQ(イコライザー)による上げ下げでは得られない、音色の変化を感じる。

 

 

だからこそ

 

 

「自分自身の指先で音色をコントロールするのって、奥が深くて、おもしろいし、楽しい。」

 

 

ベースの音作り、色々試してみて音色の幅を広げてみよう!

続きを読む≫ 2013/05/31 11:44:31


こんにちは、マッキーです。

 

 

ベースアンプって、種類が多すぎる!

 

 

毎回、スタジオやライブハウスで、違うベースアンプ!?

 

 

使い方、わからないよ〜! 

 

 

助けて〜!

 

 

という・・・そこのあなた!

 

 

マッキー流サウンドメイキング術を伝授しちゃいます。

 

 

 

●ギターアンプの場合

 

 

マーシャルかジャズ・コーラスのド定番がある。

 

 

たいていのライブハウスやスタジオには、この2機種が置いてあることが多い。

 

 

マーシャルかジャズ・コーラスをとりあえず使いこなせていれば、

 

 

ギターリストはなんとかなる。

 

 

だが

 

 

●ベースアンプの場合

 

・Ampeg
・ALBIT
・EBS
・ギャリエンクルーガー
・Hartke
・EDEN
・Guyatone
・PEAVEY
・YAMAHA
・マークベース

 

などなど上げるときりがない。

 

 

メーカーによってベースアンプの音のキャラクターがぜんぜん違う。

 

 

これらのベースアンプを使いこなすには、

 

 

色んなスタジオやライブハウスで使ってみて、経験を積むしかない。

 

 

 

 

そこで

 

 

ベースアンプに付いているツマミ、EQ(イコライザー)をどうイジったら、

 

 

どんな音になるのか、詳しく解説する。

 

 

 

 

ところで

 

 

EQ(イコライザー)って何?

 

 

簡単に言うと・・

 

音の信号には周波数帯あり、

 

大きく分けると

 

高域TREBLE、中域MIDDLE、低域BASSの3バンドある。

 

それぞれの帯域を増やしたり減らしたり

 

調整するのがEQ(イコライザー)である。

 

 

これで、音のキャラクターや方向性などイジることができる。

 

 

ただし

 

 

このEQ(イコライザー)のいじり方が上手くなったからって

 

 

良いベースの音になるとは、限らない。

 

 

前回の記事で言ったように

 

 

トーンは、
自分の指で作る! 
指先こそ最大のイコライザーなのだ!

 

 

詳しくは前回の記事にて↓
ベースの音作りを実力の3倍良くみせる方法【第一章「外音と中音」】

 

 

 

 

それをふまえて

 

 

それぞれの帯域について語っていく。

 

 

BASS (LOW) /低域の調整

 

太いサウンドになる。

 

 

ブーストすると・・モコッとしたサウンドになり、重い音やこもった音。

 

カットすると・・軽いやせた音になる。

 

・20〜40Hz:音にならない圧迫感

 

・40〜100Hz:モンモンな重い音

 

・100〜250Hz:ボンボンないわゆる低音

 

 

 

 

 

MIDDLE (MID) /中域の調整

 

音の抜けが良くなる。掛けすぎると音の輪郭がぼやける。

 

 

ブーストすると・・量感のある音やハリのある音

 

カットすると・・量感のない音やひっこんだ音

 

・250〜600Hz:コンコンややこもった明るい音

 

・600Hz〜1.5kHz:カンカン明るい音

 

 

 

 

 

TREBLE (HIGH)/高域の調整

 

音の輪郭がはっきりとする。掛けすぎると耳障りなサウンドに。

 

 

ブーストすると・・派手な音や鋭い音

 

カットすると・・柔らかい音

 

・1.5〜5kHz:キンキン耳につきやすい音

 

 

 

 

PRESENCE /超高域の補正

 

サウンドにエッジを立たせたい場合や、抜けを良くしたいときに使う。

 

 

ブーストすると・・冷たい音や繊細な音

 

カットすると・・甘い音

 

・5〜15kHz:シンシン軽く細い音

 

・15〜20kHz:音にならない

 

 

EQ(イコライザー)については、こんな感じ。

 

 

ただし、

 

それぞれの楽器自体の特性でEQ(イコライザー)のかかり方は、違ってくる。

 

ベースアンプによっても・・。

 

 

EQ(イコライザー)については、ここで終わりとする。

 

 

次に

 

 

〜ゲイン(GAIN) とマスターヴォリューム(VOLUME)のツマミ〜

 

 

ゲインとヴォリュームのブレンド具合でも音色のキャラクターが変わる。

 

 

どちらを上げても音量自体は上がる結果となるが

 

 

どちらか片方を上げれば、

 

 

もう片方を下げて音作りする。

 

 

 

ゲイン(GAIN)を上げ気味にするとドライブ感のあるサウンドになる。

 

レトロなイメージやLO-FIなサウンドっぽい感じに。

 

 

 

ヴォリューム(VOLUME)を上げ気味にするとクリアーで芯のあるはっきりしたサウンドになる。

 

Hi-Fiなサウンドの印象が得れる。

 

 

楽器の特徴や癖によっても、コントロールすると良いだろう。

 

 

例えば

 

ピックアップの出力が強めで、すぐにブーブー歪み癖のあるベースは

 

ゲイン(GAIN)を下げ気味にして

 

マスターヴォリューム(VOLUME)中心に設定していくとちょうど良かったりする。

 

人それぞれ好みによるが・・。

 

 

つまり

 

バンドが目指すジャンルや曲のイメージによって、上手くコントロールすると良い。

 

 

ただし、

 

ベースアンプではたいてい

 

ゲインはギターアンプのように歪ませる目的で作られたわけではないので、

 

ゲインを上げても中域の太い歪みサウンドは得れない。

 

 

逆に

 

痩せてアンサンブルの中で聞こえにくい音になる事もある。

 

 

さらに

 

アンプ自体に負担もかかるのでご注意を。

 

 

もし歪ませたい場合は、

 

ベース用の外部エフェクター(オーバードライブやファズ)

 

をつけた方が良い。

 

 

ただし

 

ベース専用の歪み系エフェクターでないと

 

ブーストする帯域が違って聞こえにくい場合が多い。

 

 

 

まだまだ、「ベースの音作りを実力の3倍良くみせる方法」次回へ続く・・。

続きを読む≫ 2013/05/31 10:07:31


こんにちは、マッキーです。

 

 

自分のベースの音って、

 

 

他の人からどのように聞こえているんだろう?

 

 

たいていのベースプレイヤーは疑問に思った方があるだろう。

 

 

また、

 

「自分のベースの音は、イケてる!・・カッコイイはずだ!」

 

と思うはずだ。

 

 

そして、ライブの時、聞いてくれたお客さんや友達に、

 

「俺のベースの外音どうだった?」

 

「イケてた?」

 

など聞いたりする。

 

 

ところが、

 

自分の思うような理想の結果にはならないことが多いのである。

 

 

 

ライブハウスでは、中音と外音がある。

 

●中音
ステージ上の音で自分やバンドメンバーに聞こえる音。

 

●外音
観客席にいる人たちが聞いている音

 

 

中音で自分が良い音だと思っていても

 

 

外音の客席では、
・濁っている
・輪郭のない
・分かりにくい
・迫力のない音

 

だったりする事がある。

 

 

 

〜ベースアンプと客席側の音について〜

 

ベースアンプの場合、

 

ギターアンプとは違って、音作りを一生懸命やっても

 

客席側でのベースの音はあまり変わらない。

 

 

・一般的にライブハウスでは

 

ベースはダイレクトボックス(D.I BOX)という箱型の装置に入力する。

 

例えばライブハウスのよくあるD.I BOXは、コレ↓
$ベースヒーローへの道!〜驚きのハッタリ的ベースプレイとは〜

 

ちなみに自分が持ってるD.I BOX
$ベースヒーローへの道!〜驚きのハッタリ的ベースプレイとは〜

 

 

このダイレクトボックスから2つに分岐して

 

一方がP.A卓にライン出力され、

 

もう一方がベースアンプに入る。

 

 

ベースアンプからマイクで拾っていない場合は、

 

ベースアンプから出る音はそこで終点である。

 

自分やステージで近くにいるメンバーに聴こえているだけ。

 

単なるモニターなのだ。

 

 

つまり

 

ベースアンプでの音作りは、そんなに頑張りすぎなくてもよいという事。

 

ほどほどで・・。

 

 

たまに

 

対バンで他のバンドのベーシストが、

 

すごいベースアンプをみつめて

 

EQ(イコライザー)とにらめっこ!

 

すごいこだわっている人がいるけど、

 

外音を聞いていても、そんなに良い音ではなかったりする。

 

自己満足で終わってしまう・・。昔、自分もそうだった・・。

 

 

ただし

 

ベースアンプの音作りも

 

めちゃくちゃでは困る。

 

多少は客席に聴こえるので、

 

音量がデカすぎたら外音(メインスピーカーからの客席向けの音)の邪魔になる。

 

ある特定の音域が大きすぎればハウリングしたりもすることも。

 

他のバンドメンバーの出す音との帯域のかぶりにも気をつけた方が良い。

 

なによりモニターである自分やメンバーが演奏しにくくなるのである。

 

 

また

 

・小さなライブハウスで

 

D.Iを使わずマイクで拾っている

 

または、

 

アンプヘッドからのライン出力をP.Aに送っている。

 

箱自体が狭いライブハウスなどではベースアンプの音作りは影響する。

 

 

 

 

では

 

一般的なライブハウスの場合は客席のベースの音はどこで決まるのだろうか?

 

 

 

答えは・・・

 

楽器のコンディションと弾き方(弦の鳴らし方)がすべてである。

 

 

本来ならギターや他の楽器でも同じ事が言えるのだが、

 

ベースの場合はその傾向がかなり大きい。

 

 

極端であるが、

 

ベースのジャックにヘッドフォンをさして聴けたら

 

その音がそのまま客席の音だと思った方が良い。

 

 

では

 

その状況でどうやって音作りをすればよいのか?

 

 

「楽器の状態」と「指先」が重要なのである。

 

 

つまりトーンは、

 

自分の指で作る! 
指先こそ最大のイコライザーなのだ!

 

 

 

とはいえ

 

ベースアンプのツマミの設定でも、良くみせる音作りのテクニックもあるので

 

次回、紹介しようと思う。

続きを読む≫ 2013/05/31 10:02:31

トップメニュー プロフィール 目次 スラップベース講座(動画) お問い合せフォーム