「Larry Graham」親指で天下を獲る男〜親指のアップダウンでゴリゴリ!〜
こんにちは、マッキーです。
チョッパーを人類で最初にやった男、
ラリーグラハムについて、語っていこうと思う。
15歳の頃、母親とバンドをやっていたラリーグラハムはドラマーが脱退し、いなくなったことで、
バンドのリズムを補うために彼が編み出した奏法
それが、
「スラップベース」又は「チョッパー」
の始まりとなった。
詳しくは、前回の記事にて↓
スラップベースを世界で初めてやった男【最も尊敬する偉大なヒーロー】
彼の奏法の特徴はなんといっても
親指のアップダウン!
親指をピックのようにして、
ゴリゴリゴリゴリ弾き倒す。
かなり強引でパワフル!
2009年と2010年、日本に来日した時
ラリーグラハムのプレイを2回
ビルボード東京ライブにて見ている。
その時、かなり近くで弾いてるのを見たが凄すぎた。
なぜ近くで見れたかというと、
ラリーグラハムはライブ中、
ワイヤレスでベースをつないでおり、
マイク付きのホワイトのムーンベースで
会場中の客席を歩き回りながら、ベースを弾いて歌っていた。
2階席までも上がっていきパフォーマンス!
会場の客席の中で盛り上がってなかったり、
立っていないお客さんがいる客席があったらラリー自ら歩いて近づき
みんなを立たせて、踊らせた。
ラリーグラハムがプレイすると、皆、立って踊るしか選択肢がないぐらい
もの凄い、オーラであった。
しかも
バンドメンバーの中でベースの音量がハンパなくデカイ!
圧倒的なグルーヴ
60歳過ぎた人のプレイとは、思えない・・。
生きる伝説・・。
まさに史上最強!無敵のファンカーである。
ラリーグラハムの伝家の宝刀「親指アップダウン奏法」の特徴は、
サムピングダウンを振り抜く叩き方で
例えば
●4弦に親指を当ててからそのまま振り抜いて、
●下の3弦に当たって止める。
●親指を引っ掛けて
●アップ! ストローク!
コレが、基本の特徴。
親指のアップダウンのコンビネーションについて、下の動画で少し解説
しかし、サムピングする場所が曲によって、
ブリッジ寄りでゴリゴリやる場合もあり。
ブリッジ寄りの方が、弦のテンションがキツイため、
アップダウンでのゴリゴリは、かなりハードで親指が痛い。
自分、昔
このブリッジ寄りで親指アップダウンをゴリゴリ・・
パンクの速い曲で挑戦したら、
ひどい目にあってしまった。
親指の爪の皮は削れまくり、肉も削れ、血だらけになった経験がある。
ブリッジ寄りで、力任せで強引にやると、親指が痛い目にあうので気をつけよう。
たまに、このブリッジ寄りの状態で、右手の手刀部でミュートをして、
ギターでいう「ブリッジミュート奏法」みたいにして、親指で弾く時もある。
ラリーグラハムへの思い編
次回へと続く・・。