ミュートテクニックで5倍出音がレベルアップ!
こんにちは、マッキーです。
今日は、ミュートテクニックについて語っていこう。
よけいな音を鳴らさないようにするためのテクニックを「ミュート」という。
ミュートができていないと共振などによって他の弦が一緒に鳴り、音がにごってしまう。
本来は歯切れの良いフレーズのハズだったのに
全然歯切れの良さが出ない・・。
例えば
ライブで対バンの他のバンドのベーシストは、ベースラインがハッキリして良い音だったりするのに
自分の時は、全然ダメ。
そして
・機材(アンプ)のせいにする
・PAのせいにする
・バンドメンバーのせいにする
誰かのせいにする前に
まずは、鏡でフィンガリングフォームをチェックしてほしい。
派手なことをやってるのにいまいちフレーズが見えてこないとか、
なぜかベースラインがだらしなく聴こえてしまう原因は、
たいていの場合「ミュート」がしっかりできてないからである。
ミュート自体は、どちらかというと地味なテクニックであるが、
楽器を始めてからなるべく早い段階で良い癖を身につけておくことが超重要。
我流でやっていた僕のように、変な癖がついた後だと、
このミュートテクニックにかなりてこずり1〜2年は苦しむことになる。
例えば
↑クラシックスタイルのフィンガリングで4弦の5フレットを弾く時のミュート例。
人差指のハラで全体の弦、小指で1,2弦をミュートしている。
↑ロックスタイルのフィンガリングで2弦の5フレットを弾く時のミュート例。
2弦を押さえた人差指のハラで1弦を、中指と薬指で3弦を、親指で握りこんで4弦をミュートしている。
※クラシックスタイルとロックスタイルのフィンガリングについての記事はこちら↓
美しいフィンガリングフォームとは?〜上手い人はみなフォームがキレイ〜
↑右手のミュートでは、4弦と3弦の間に親指を乗っけてツーフィンガーピッキングをしている。3,4弦のミュートも兼ねている。一石二鳥的なミュート。
↑右手のハラでミュートした「ブリッジミュート」というテクニック。
ピック弾きの場合に良くやるテクニック。ブリッジミュートをかけてピッキングすると、ミュートのためにサスティーンが削がれた音になる。
例えば
歪ませたギターでブリッジミュートして、ザクザクと刻むような音を出す手法がよく使われる。
ベースだと、
ブリッジミュートをした状態で親指で弾くと、ウッドベース的なニュアンスのサウンドも演出できちゃう。
僕もこのブリッジミュートで親指奏法多用する。4ビートの曲だったり、オシャレなジャズっぽい雰囲気にしたい時など・・。
また、
一番厄介なのは、ハーモニクスポイントでのミュート。
ハーモニクスの出やすいポイント(3、5、7、9、12フレット)の場合は
ミュートしてるせいでハーモニクスが出やすくなるので、
ちょっとだけ触れるポイントを右か左にずらした方が良い。
以上、
地味なテクニックですが、おろそかにすると後で痛い目あってしまう。
家でアンプを通さないで生音で練習していると、ミュートができているかどうかあまり気づかない。
コツとしては、
●デカイ音で練習する(家では、ヘッドホンを使ってとか)
●鏡を見て、左手のミュートと右手のミュート、フィンガリングフォームをチェック。
このミュートテクニックが上手いかどうかで、出音の良し悪しは、かなり違ってくる!
あの人、ベース超上手い! すげーイイ音!
っていう人は、この辺の基本がしっかりしている。
このミュートテクニックは、普段からの地道な意識でしか上達できないので、悪い癖がつく前に、基本のフィンガリングフォームをマスターするしかない。
僕のように、我流でやっていると、悪い癖を修正するのに、1年〜2年かかってしまいますよ〜!怖い怖い!
気をつけて下さいね!